25thブースターブリッツが楽しかったという話

25th、それはもう振れ幅の激しいパックなワケですよ。
周りの開封報告を見ても内容が天地の差。そんなわけで遅れて開封する身としてはかなり剥きたくない。でもそこにパックがあるなら剥きてえ。矛盾した感情。

ただ爆死するのは嫌だ、せめて遊びてえってなるのはまあ当然の帰結なワケ。
だけども、ドラフトってカロリー高いから、やろうぜって言ったら人が集まって出来るわけじゃない。どうする？そういえば新しい遊びあったな？

”””ブースターブリッツ”””

そういうこと。
1BOXちょっと分遊んだんで、その所感を適当に。

■ ブースターブリッツへの先入観
いやさぁ、クソゲーだなんて馬鹿にしてたさ。
がねぇ、味わい深かったって感動したぁ。

MTGの基本が詰まった別の何か。
情熱を秘めたクソゲー。

■ ブースターブリッツのルール
ググって。
でも1つだけ変えた方がいいんじゃねってところがある。
4デッキからランダムに選択。これ止めて、自分で選んで選択した方が絶対楽しい。これだけで
・先手後手を意識したデッキ構築
・エースデッキと捨駒デッキの駆け引き
の要素が産まれてかなり悪魔的なゲームに変わると感じた。

■ デッキの構築
基本的に5点を削るデッキを目指して組むことになる。
が、ドローや土地に関するカードに価値が無く、ディッチャ等限定的なカードも弱い為、パック15枚中に使用に耐えないカードが4枚以上存在するのは日常茶飯事。
少なくとも2デッキは
・先手でしっかりと勝ちを取れるデッキ
・後手でも相手に干渉できるインスタント入りのデッキ
を意識して構築したい。
15枚の中からゲームプランを考えて3枚を組みにする作業、かなり楽しい。

どうしても弱いカードが溢れた場合は捨駒デッキに突っ込む。

■ 雑強カード
ルール上雑に強いカードがある。

・燃えがらの嵐
7点火力。コモンの為頻発する即死。通称25thのジョーカー。
ソーサリーであるため、先攻で使用したい。
1枚コンボの即死であるため、他2枚の枠を使用に耐えないゴミの処理に使えるのも心強い。
このジョーカーに対するスペードの3が新たな信仰（インスタント回復）である。

・真紅の魔道士
全員速攻付与。コモン。
先攻でパワー3以上と並べれば即死。

・速足のブーツ
速攻付与。
先攻でパワー5以上と合わせて即死。
真紅の魔道士よりも相方にカードパワーが必要。
代わりに稲妻とかで止まり難い。

・野心の発動者
全員無限パンプ＋トランプル。コモン。
フェアデッキ同系にて最強。

・珊瑚兜の案内人
全員アンブロ付与。コモン。
5点クロック維持できれば勝ち。

・対抗呪文、秘儀の否定 他
なにせカードが3枚しかないので、カウンターで要所を潰せば即機能不全に出来る。残り2枚に負けないよう相方はそこそこ強いカードであったほうがいい。

・催眠の悪鬼
なにせ3枚ry
先攻で使用したい。

・命取りの企て
引き分けを望める優秀な捨駒デッキ用のカード。
先出しすると生物を小出しにすることで対処される為、後攻で使用したい。
遅延行為を禁止するなら2体除去になるので普通に強力。

・ラクァタスのチャンピオン
即死火力＋強力生物。

・月皇の外套
+2/+2修正と飛行付与でパワー3以上に付けて通れば勝てる。コモン。
パワー5以上を1回飛ばすことも出来る。
ゴミ2枚と合わせて勝ちを目指せるの受けの広さが魅力だが、カード3枚すべてを使ったオールインになりやすい為、少しでも躓くと敗ける。先攻向き。

・正義の命令
インスタントでカウンター不能の無限トークン。

・白アクローマ
速攻飛行6点で即死。

・荒廃稲妻
先攻の場合マインドロット部分でほぼ勝ち。

■ 25thブリッツのアーキタイプ
・ バーン
5点以上の火力を盤面無視で飛ばして即死を狙う。
盤面を重視したデッキを無視して処れるが、カウンター、ライフゲインに弱い。

・ クロックパーミ
除去やカウンター2枚とクロック1枚で相手の勝筋を潰して殴り勝つ。
クロックに据えるカードが貧弱でも勝てるが、相手が熊3匹の捨駒デッキでも勝てるように最低限2/3は欲しい。
インスタントで動けるデッキになりやすいので後手番で使用したい。
ファッティ3枚の雑アグロに弱く、除去入りのデッキを踏むと引き分ける。

・ 速攻＋5点クロック
真紅の魔道士、速足のブーツで5点クロックを突っ込ませる。
性質上、先手時でないと強さが激減するので使える時に先手で使いたい。

・回避＋5点クロック
飛行、アンブロなど＋火力、パンプ、オーラで5点を目指す。
先攻で使用したいが、インスタントで動ける場合後攻でも何とかなったりする。

・ 雑アグロ
中～重量級の生物を雑に3枚突っ込むと出来上がる頻出デッキ。
正攻法が通じるマッチで相手より質が良ければ勝つ。雑すぎて先攻後攻に勝筋が左右され難いのも利点。25thは変異ファッティが多く、ソーサリー除去を運ゲーに出来ることも。
1枚をバットリ等にして知性を出すと同系に強くなるが、クロックパーミ系に当たると生物が足りず憤死する。

・ 捨駒
パックの弱いところを集めたデッキ。
熊熊熊みたいなデッキになりやすいが、ワンチャン掴む為には垂直落下、ディッチャ、ライフゲインなどの上振れカードも採用したい。
主に後手番で投げつける。相手のエースにぶつかって浪費させると美味しい。

■ 読み合い
一番悪魔的なとこ。
先手デッキ、後手デッキの出し方、捨駒の当て感、捨駒読みの2軍デッキ投入と駆け引きが楽しめる。
生物3の雑アグロが来たから次は除去2枚のクロパが通るだろとか考えると楽しい。
実際のところ結構デッキ相性がスゲーから運ゲーなのは秘密だ。


以上、ブリッツもやってみると結構おもしれーぞというお話でした。

2人居れば遊べる手軽さはやっぱつええので、ただでは爆死したくないという方は是非。



BOXの開封結果は当たり（トントン）でした。
死ななくてよかったよ。